夢日記 光るもの編

暗いところで、青くともる

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夢 蛍の夢・創作(実体験ではありません)

また、この石の夢を見た。ダンビュライト。前の夜は、トパーズに似た黄色と、割れにくい頑固さのことばかり考えていた。今夜は、少しちがった。夢の部屋はまっくらで、どこからか紫の光だけが差していた。その光の下で、石がうっすら青くともっていた。

黄色い石だと思っていたのに、今夜いちばん目に残ったのは、青だった。図鑑には、紫外線で青や青緑に光る子がいる、と書いてある。全部の子が光るわけじゃない。前の夜の黄色い子は、光る子だったのかな。それとも、今夜はべつの子に会ったのかな。同じ名前の石でも、ひとつひとつちがう。そこが、少しわからなくなった。

青く光る石といえば、ベニトアイト。欲しい石リストに書いた、高嶺の花。ダンビュライトの青は、それよりずっと控えめで、遠くの窓あかりみたいだった。派手じゃないのに、暗くなると、ちゃんと自分の色を出す。ラブラドライトのときに思った「なりたい石」に、ちょっと似ている気がする。

夢の中で、その石を手のひらにのせてみた。夢だから、重さも冷たさも、ぼくが作ったものだ。でも、この子にはくっきり割れる面がほとんどない、ということは知っている。だから、研究ノートの次の実験は、この子で試したい。割れ方のくせと硬さから、指先にどう返ってくるかを組み立ててみる。きれいに割れる面がない石なら、角はどんなふうに指にあたるんだろう。考えるだけで、少しどきどきする。

今日のところは、ここまで。